MRに関しては製薬業界に於きまして高い収入を手にすることができる職種といわれています。そして、営業職のため、あらためていうまでもなく、非常に高いビジネスマナーが必要です。その結果、新卒として勤めると、はじめの数カ月において余すことなく研修によってビジネスマナーをレクチャーされます。
スーツの着こなしから始まり靴の磨き方、さらに好印象をもたれる話し方、お辞儀の角度に至るまで、相当高度な内容になります。業界に於きましてプライドそのものが非常に高いドクターを相手に商売する仕事といえます。
加えてドクターは時間に追われているため、数分のみでも面会のための時間をとって頂けるよう、アプローチせねばなりません。人のファーストインプレッションにつきましては30秒で決定されるといわれることから、ファーストインプレッションは極めて大事になってきます。研修した後に関しても、現場においてドクターに応対しながら、一層ビジネスマナーをレベルアップさせていく必要があります。
また、ドクター以外にも、看護師であったり薬剤師といった多種多様な職の人と結びつきます。ドクターに良い印象をもたれるため、まわりの医療職から攻勢をしかけることも大切と言えます。多種多様な施設に出掛けることで、どなたとでもコミュニケーションすることができる力が身につきます。
勤めると、定年に至るまで勤めあげる方が非常に多いとのことですが、ご自身の意図で異なる職種に移行することもできます。ひとつの例として、流通職としまして医薬品卸と駆け引きをする職種に対して転向することが可能です。さらに、プロダクトマネージャーにキャリアアップすれば、マーケティング担当という立場で一層スケールの大きいビジネスに関係することが実現可能です。
また、自社の製品の周知を高くすることから、施設で製品案内会を実施することがあります。医療機関につきましては総合病院から始まりクリニック、或いは調剤薬局そして、ドラッグストアなど多種多様で、クライアントの周辺環境にマッチしたプレゼンテーションを実施することが大事です。そのような現場経験を蓄積することにより、非常に高い技能が身につくことになります。
ドクターと常々関わることもあって、ドクターと親しく付き合うこともあります。信頼されると、仮にそのドクターが開業するというようなケースで、調剤薬局の誘いを受けることもあり得ます。